※正常稼働ですが、動作時間は計測していません。カレンダー手動一部不良
■キズ汚れ程度
風防:中(盤面内汚れあり)
裏蓋:小
ベゼル:小
ベルト:綺麗(新品社外品)
キングセイコー ハイビート 5626-7121
1. 概要
製造時期:1970年代初頭(おおよそ1971~1973年頃)
ムーブメント:Cal.5626A
自動巻き
ハイビート(28,800振動/時)
日付・曜日表示(デイデイト)
秒針規制(ハック)、カレンダークイックセット機能
このキャリバーはグランドセイコー 56GS と同系で、信頼性・精度ともにセイコーの量産機としては最上位クラスでした。
2. デザイン的特徴
ケース
7121型は、5626系の中でも「トノー型(樽型)」の流麗なケースデザイン。
ケース幅が広めで、ラグが短く落ちる形状 → ドレッシーかつ少しモダンな雰囲気。
文字盤
サンバーストのシルバーやシャンパン系が主流。
バーインデックス、ドーフィン針。
裏蓋
当時のキングセイコーらしく「盾型の金色KSメダル」がはめ込まれているものが多い。
3. 位置づけ
5626系のバリエーションのひとつであり、
5626-7000 → シンプルなラウンドケース
5626-7110 → クッション型
5626-7121 → トノー型でよりモダン志向
というラインナップ展開の一角を担いました。
デイデイト付きのハイビート機として、当時のサラリーマン層に人気。
グランドセイコーよりは安価ながら、「高級感のある日常使い時計」として販売されていました。
4. 現在の評価
中古市場では 3〜6万円前後 が多く、状態やオリジナル度(文字盤のヤケ、メダルの残り具合、純正ブレス有無など)で価格差が大きい。
「トノー型」という特徴的なフォルムが、70年代デザイン好きなコレクターに好まれる傾向があります。
5. まとめ
キングセイコー 5626-7121 は、
1970年代初頭のモデル
Cal.5626 ハイビート自動巻き
デイデイト機能搭載
トノー型ケースが特徴的
という仕様を持つ、ヴィンテージ感あふれる KS です。